月足陰線なれど
米国株高そして、寄り付き前発表になった6月鉱工業生産が市場予想を上回った事から3日続伸。円高方向に振れてるのにも関わらず、ハイテク電機・輸出関連株もしっかり。好業績銘柄の押し目、業績以上に売られていた銘柄等を拾う動きが、この日も続いたようです。先週多く見られた先物による仕掛けは余り無く、日中の値動き幅は、ほぼ100円の範囲内に納まってました。売り込みづらくなってきたのと、ここより上は買い難いとの見解が、拮抗してるせいなのかも知れません。次の節目と見られていた15500円に乗せ、以降は大台を挟んでのもみ合いに終始。しかし利食い売りに押され、15500円台を維持して引ける事はなりませんでした。7月最後の今日、6月末値(15509円)を上回って引ける事はならず、月足も陰線に。5月末値も15467円である事から、この2ヶ月間でほぼ調整終了と見て良いのか。あらためて業績を織り込む相場から、次の柱(テーマ)探り。やはり王子・北越製紙などから来るM&A関連株なのでしょうか。グループ再編(防衛)・資産再評価など。
「王子紙」は、「北越紙」が増資を撤回すればTOB(株式公開買い付け)を凍結すると提案。これを受け、TOBの行方に不透明感が広がり急反落。TOB価格は860円でしたが、発表する直前の21日の北越紙の終値は635円でした。TOB価格へのサヤ寄せを狙った買いで、25日にはいったん830円まで上昇してました。
その経営統合を巡り対立している両社の4~6月期連結決算がこの日発表。格安の輸入紙との競争激化に加え、原料や燃料の価格高騰のダブルパンチで、本業のもうけを示す営業利益は両社とも大幅な減益。王子は最終(当期)損益で赤字に転落。経営環境は厳しさを増すばかりで、業界内では「このままでは生き残れない」との危機感が強まっており、これが王子を再編に突き動かす要因となっていると言われてます。
「三菱伸銅(旧玉川金属)」が3営業日続伸。前週末に「三菱マテリアル」が、グローバル競争力の強化とグループ企業価値の増大のために同社株式を株式公開買い付け(TOB)すると発表。同社も賛同を表明したことからTOB価格450円にサヤ寄せする動きに。買い付け後の所有比率は51.00%となり上場は維持されるようです。同社は、昨年第3者割当増資を実施し出資比率をアップさせましたが、さらにTOBにより連携を強化。
「イオン」は、埼玉県を地盤とする食品スーパー「ベルク」と資本・業務提携すると発表。ベルクが実施する第三者割当増資を24億円で引き受け、発行済み株式の10%を取得。1年以内に出資比率を15%まで引き上げ、取締役も派遣する予定だそうです。
昨年までのM&A騒動とは違い、外資に太刀打ちの出来る真のM&Aが求められてるのかも知れません。当然、王子・北越のように敵対と見られがちな事例も有るのでしょう。ただ、企業独自の体質強化の為の、一歩前進したM&Aが促進される時代がやっと来たのかも。
今日は「Jオイル」を売却しました。
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